汚れたら洗う。普通の事ですよね、カーテンは意外に汚れてますよ。
特にレースカーテンは日中窓を開けている時のホコリや、冬の結露などで
思っている以上に汚れるので、特にレースカーテンは洗える物を、
お勧めします。

このマークが付いていないからといって洗えないわけではありません。
【ウォッシャブル】マークは家庭用洗濯機において丸洗いが可能な物を示すマークです。

洗濯表示に、
←これらのマークが付いていればドライクリーニング可能。
洗濯表示については洗濯絵表示の変更について
をご覧ください

ただし、クリーニングに出すとなると毎回結構な出費になってしまいます。
マメに洗濯をしたい方は　　　　 ←このマークが付いているカーテンをお勧めします。

ご家庭でのカーテンの洗い方

注意点
●ご家庭で洗える物は　　　　←この【ウォッシャブル】マークが付いている物です。
●必ず洗濯表示を良くご覧になり、表示通りに洗って下さい。
●【ウォッシャブル】の寸法の変化率は『タテ±1％以内・ヨコ±2％以内』と
　なっているので、洗うと若干の寸法の変化がある可能性があります。

お洗濯の前の準備

●カーテンの裏に縫い付けてある洗濯ラベルで、洗い方を
　確認してください。
●上部のフックを全てはずして、ホコリを払い、シワにならないように
　屏風だたみにして、洗濯機の大きさにあわせてさらにたたみます。

洗い方

洗濯機の場合

手洗いの場合

●一度に洗うのは1～ 2枚まで。
　色移りしますので、他のものと一緒に洗わないでください。
●洗濯ネットに入れると型くずれを軽減できます。
●水量は「最大」、水流は「弱」に設定し、40℃以下のぬるま湯か
　水で洗ってください。
●洗剤は普段お使いになっている洗濯洗剤か、デリケートな衣類用　
　の中性洗剤をご使用ください。
●すすぎの際、柔軟剤を入れると風合いが良くなります。

●40℃以下の水かぬるま湯でやさしく押し洗いしてください。
（もみ洗いはシワの原因になります。）
その他は洗濯機洗いと同じです。

脱水・干し方

●脱水時間が長いとシワがとれにくくなりますので、ドレープで1分、
　レースなら30秒程度にとどめてください。
●窓まわりの拭き掃除を済ませておくと、洗ったばかりのカーテンに
　汚れが付くのを防げます。
●元々掛けてあったレールに戻して吊り、軽くシワを伸ばすようにして
　形をととのえ、自然乾燥させてください。
　脱水が短い為、水がたれる可能性があるので、水滲みなどが
　できやすい床材の場合はご注意下さい。
●屋外に干す場合は日陰で乾かしてください。
●乾燥機は使用しないでください。

何故【ウォッシャブル】とそうでない物があるのか。

それは、繊維の
水分率に
秘密があります。

生地に綿などの繊維が含まれている場合、水にふれ生地が縮んで
しまう場合があります。
水による縮みは、その繊維に含まれる水分率に関わってきます。
自然な状態で水分率の高い繊維ほど、他からの水分も吸収し、
膨らみやすいという性質があります。
そうして膨らんだ繊維が乾燥によって水分を蒸発させる時、
元の形とは違う形で縮んでしまうのです。
つまり、繊維が持つ水分率が少ないものほど、
水による縮みと型崩れが少ないということになり、
家庭でも洗える＝【ウォッシャブル】という事になります。

主な繊維の水分率

繊維名

水分率

縮みやすさの推移

レーヨン

約11.0％

縮みやすい
|
|
|
↓
縮みにくい

綿

約8.5％

アクリル

約2.0％

ポリエステル

約0.4％

左図からもわかるように、ポリエステルが繊維内の
水分率が一番少なくなっています。
なので、ウォッシャブル生地の、ほとんどが、
ポリエステル１００％の為、縮みにくくなっています。
 
※『縮みにくく』、あくまでも『にくく』なので、
　まったく縮まないという訳ではありません。